テストクレデンシャル
Twilioでは一部のREST APIをアカウントに課金されることなく実行できるテスト・クレデンシャルを用意しています。 クレデンシャルはTwilioコンソール内のアカウント設定にてご確認いただけます。
You use these credentials in the same way as your live credentials, with one restriction being that you cannot login to the Twilio CLI with your test credentials. However, when you authenticate with your test credentials, we will not charge your account, update the state of your account, or connect to real phone numbers. You can now pretend to buy a phone number, or send an SMS, without actually doing so.
運用データの保護のため、実際のアカウントのデータをテスト用クレデンシャルと関連させて使用することはできません。 たとえば、テスト用クレデンシャルで発行するリクエストの From 番号として、実際のアカウントの電話番号を使用するとこはできません。
サポートするリソース
現在、テスト用クレデンシャルでは次の 3 つのリソースを使用できます。
- 電話番号を購入する:
POST /2010-04-01/Accounts/{TestAccountSid}/IncomingPhoneNumbers
- SMS メッセージを送信する:
POST /2010-04-01/Accounts/{TestAccountSid}/Messages
- 通話をかける:
POST /2010-04-01/Accounts/{TestAccountSid}/Calls
これ以外のリソースにテスト用クレデンシャルでリクエストを発行した場合、403 Forbidden
のレスポンスが返ります。 このようなリソースも、将来は利用可能になる場合があります。
A limitation of SMS messages and calls made using test credentials is that they will not trigger status callbacks. Learn more about status callbacks for SMS and status callbacks for Voice.
マジック インプット
テスト用クレデンシャルで API リクエストを発行すると、Twilio は実際のクレデンシャルでリクエストが発行された場合と同じように、すべての入力のバリデーションを行います。 ただし、リクエストの妥当性が Twilio の状態に依存する場合があります。たとえば、ユーザーがある電話番号を購入しようとしたところ、その電話番号がすでに利用できなくなっていた場合、Twilio はエラーを返します。
Twilio の状態に依存するエラーを待ち受け、その処理をテストするテスト ケースを書くために、マジック インプットが用意されています。 上述の例の場合は、+15005550000
というマジック電話番号があります。この番号を IncomingPhoneNumber リソースへの POST リクエストの PhoneNumber パラメーターとして渡すと、Twilio は番号を利用できないというエラーを常に返します。
マジック インプットのセットについては、後述のセクションで詳しく説明します。
番号の購入をテストする
自分のアカウントで番号をプロビジョニングせずに、電話番号リソースに API リクエストを発行したい場合に、テスト用クレデンシャルを使います。
これらのクレデンシャルは、実際のクレデンシャルと同じように使用できます。ただし、テスト用クレデンシャルで認証が行われた場合は、Twilio は アカウントへの課金または電話番号の購入を行いません。 この方法で、電話番号の購入を実際に行わずに模擬することができます。
認証にテスト用クレデンシャルを使い、 URL に TestAccountSid を含めて通常の電話番号購入 API のエンドポイントに POST します。
POST https://api.twilio.com/2010-04-01/Accounts/{TestAccountSid}/IncomingPhoneNumbers
パラメーター
現在使用可能な 電話番号購入のパラメーター は、すべて動作します。 また、パラメーターによっては、正常系と異常系を生成するための特定の値が用意されています。
PhoneNumber
値 | 概要 | エラー コード |
---|---|---|
+15005550000 | 利用できない電話番号です。 | 21422 |
+15005550001 | 無効な電話番号です。 | 21421 |
+15005550006 | 利用できる有効な電話番号です。 | エラーはありません。 |
AreaCode
値 | 概要 | エラー コード |
---|---|---|
533 | このエリア コードには、利用できる電話番号がありません。 | 21452 |
500 | このエリア コードには、利用できる電話番号があります。 | エラーはありません。 |
例 1
番号のプロビジョニングに成功します。 マジック番号の +15005550006
を購入すると、購入は常に正常に終了します。 VoiceUrl
や StatusCallback
など、リクエストとともに送信するその他のパラメーターが、API レスポンスに含まれます。
例 2
利用できない電話番号を購入してみます。 マジック番号の +15005550000
を渡します。
例 3: 不正な番号を購入する
入力として不正な番号を指定します。 Twilio は文字を番号に変換しますが、短すぎる文字列または長すぎる文字列のどちらを指定しても、結果は失敗になります。
SMS の送信をテストする SMS
アカウントへの課金や実際の送信を行わずに、SMS メッセージ送信用の API リクエストをテストしたい場合に、テスト用クレデンシャルを使います。
認証にテスト用クレデンシャルを使い、 URL に TestAccountSid を含めて通常の SMS API のエンドポイントに POST します。
POST https://api.twilio.com/2010-04-01/Accounts/{TestAccountSid}/Messages
パラメーター
MessagingServiceSid
を除いて、既存の送信SMSパラメーターが使用可能です。 加えて、成功および失敗のケースを生成するのに役立つ特定のパラメーターに指定できる特定の値がいくつかあります。
From
テスト用クレデンシャルでは、実際のアカウントの有効な From 電話番号にアクセスできません。 このため、Form 番号に使用できるのは次のマジック番号のみです。
値 | 概要 | エラー コード |
---|---|---|
+15005550001 | 無効な電話番号です。 | 21212 |
+15005550007 | アカウントが所有する番号ではないか、または SMS が利用可能になっていません。 | 21606 |
+15005550008 | 番号の SMS メッセージ送信キューがいっぱいです。 | 21611 |
+15005550006 | すべてのバリデーションが通る番号です。 | エラーはありません。 |
上記以外の番号 | アカウントが所有する番号ではないか、または SMS が利用可能になっていません。 | 21606 |
To
値 | 概要 | エラー コード |
---|---|---|
+15005550001 | 無効な電話番号です。 | 21211 |
+15005550002 | Twilio がルーティングできない番号です。 | 21612 |
+15005550003 | このアカウントには、この番号への SMS に必要な 国際通話パーミッション がありません。 | 21408 |
+15005550004 | This number is blocked for your account. | 21610 |
+15005550009 | SMS メッセージを受信できない番号です。 | 21614 |
上記以外の番号 | 上記以外のすべての番号は、バリデーションが正常に終了します。 | 入力値に依存します。 |
例 1
SMS の送信に成功します。 マジック番号の +15005550006
を From
番号とし、通常の電話番号を To
番号とします。
例 2
携帯電話以外の番号にメッセージを送信してみます。 マジック番号の +15005550009
を To
番号として渡します。
例 3
SMS の本文が空のメッセージを送信してみます。 通常のバリデーション エラーとなりますので、マジック番号は必要ありません。
発信通話をテストする
アカウントへの課金や実際の通話を行わずに、発信通話のエンド ポイントへのリクエストをテストしたい場合に、テスト用クレデンシャルを使います。 実際には電話をかけないため、Twilio は Url パラメーターで渡された URL へのリクエストを発行せず、TwiML は実行されませんので、注意してください。
認証にテスト用クレデンシャルを使い、 URL に TestAccountSid を含めて通常の通話用 API のエンドポイントに POST します。
POST https://api.twilio.com/2010-04-01/Accounts/{TestAccountSid}/Calls
パラメーター
現在使用可能な 通話のパラメーター は、すべて動作します。 また、パラメーターによっては、正常系と異常系を生成するための特定の値が用意されています。
From
テスト用クレデンシャルでは、実際のアカウントの有効な From 電話番号にアクセスできません。 このため、`Form` 番号に使用できるのは次のマジック番号のみです。
値 | 概要 | エラー コード |
---|---|---|
+15005550001 | 無効な電話番号です。 | 21212 |
+15005550006 | アカウントの有効な From 番号です。 |
エラーはありません。 |
上記以外の番号 | この電話番号はあなたのアカウントでは検証されていません。 | 21210 |
To
値 | 概要 | エラー コード |
---|---|---|
+15005550001 | 無効な電話番号です。 | 21217 |
+15005550002 | Twilio がルーティングできない番号です。 | 21214 |
+15005550003 | このアカウントには、この番号への通話に必要な 国際通話パーミッション がありません。 | 21215 |
+15005550004 | This number is blocked for your account. | 21216 |
上記以外の番号 | 上記以外のすべての番号は、バリデーションが正常に終了します。 | 入力値に依存します。 |
例 1
発信通話をキューに入れることに成功します。 マジック番号の +15005550006
を From
番号とし、通常の番号を To
番号とします。
例 2
パーミッションを有効にしていない国の番号宛に、国際電話をかけてみます。 マジック番号の +15005550003
を To
番号として渡します。
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