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Elastic SIP Trunking

はじめましょう: Twilio Elastic SIP Trunkの構成

開発を始める前に

Twilio Elastic SIP Trunkingを使い始めるにあたり、 Twilioアカウントにサインアップする必要があります(まだアカウントがない場合)。アカウントにサインアップするには、[here][signup]をクリックしてください。

Elastic SIP Trunkを構成する:

  • [トランクの構成](#configure-trunks)
    • [一般的な設定](#general)
    • [ターミナル設定](#termination)
    • [オリジネーション設定](#origination)
    • [電話番号](#numbers)
  • ネットワークの接続
    • [公開インターネット](#your-network)
    • [Twilioインターコネクト](/docs/sip-trunking/configure-with-interconnect)
  • [TwilioのIPアドレス](/docs/sip-trunking/ip-addresses)
  • 機能
    • [コーデック](/docs/sip-trunking/codecs)
    • [秒あたりの発信数](/docs/api/sip-trunking/trunking-cps)
    • [通話記録](#recording)
    • [通話リダイレクト](#redirect)
    • [SIP REFERを介した通話転送](/docs/sip-trunking/call-transfer)
    • [CNAM検索](#CNAM)
    • [ディザスタリカバリURL](#disaster-recovery)
    • [緊急通報](/docs/sip-trunking/emergency-calling)
    • [セキュアトランキング](#securetrunking)
    • [SIPヘッダー操作](/docs/sip-trunking/sip-header-manipulation)

IPコミュニケーションインフラストラクチャとの接続

REST APIドキュメント:

要件

Twilio Elastic SIP Trunkingを使用するには、 以下を準備します:

  • SIP対応ネットワークエレメント(例、セッションボーダーコントローラー、 SIP通話サーバー、IP-PBX、SIP-PRI IADなど)とインターネットアクセス
  • ピーク時の通話トラフィックに対応可能なインターネット帯域幅。ピーク帯域は 下記の計算で求められます:

    • SIPトランクのピーク帯域幅=最大同時通話数x100kbps

    100kbpsは、G711コーデックに必要な帯域幅と十分なオーバーヘッドを考慮した値です。

ダッシュボード

コンソールにログインし、[Elastic SIP Trunking]セクションにアクセスします。使用する ダッシュボードが表示され、トランクの利用状況についての 高次の概要が提供されます: 分、通話、コスト

左側のナビゲーションメニューには、下記へのリンクが含まれます:

  • 構成: SIPトランクと認証のスキームの設定ができます
  • ログ: コールログと録音にアクセスできます
  • 利用状況: 利用料金を閲覧できます

構成

[Configure](構成)メニューの下にトランクに関するすべての設定が まとめられています。下記リンクをご確認ください:

  • トランク: 現在のSIPトランクのリスト。トランクを作成、削除、 設定します。
  • IPアクセスコントロールリスト: IPアクセスコントロールリスト(SIPドメインへの到達を 許可された一連のIP)を管理します。
  • ユーザークレデンシャル: ユーザークレデンシャル(SIPドメインへの到達を 許可された一連のユーザー名とパスワード)を管理します。
  • ネットワーク: コミュニケーションインフラストラクチャの設定に 必要な、Twilioのプラットフォームに関する重要な情報を掲載しています。

トランク{#configure-trunks}

Twilio Elastic SIP Trunkingは、 IPベースのコミュニケーションインフラストラクチャがPSTNに接続するためのコネクティビティを提供し、 ブロードバンドインターネット接続を介してその他の国々との通話の発信と受信を可能にする クラウドベースのソリューションです。

トランクは下記の設定で構成されます:

![Elastic SIP Trunking Diagram](/resources/images/docs/siptrunking-inout.png)

  • 一般: トランクのフレンドリー名を設定し、トランクを一意に決定する TrunkSIDを確認します。
  • ターミネーション: コミュニケーションインフラストラクチャからPSTNにトラフィックの発信 設定を行います。
  • オリジネーション: PSTNからコミュニケーションインフラストラクチャに通話を配信する Twilio電話番号に着信するトラフィックの 受信設定を行います。
  • 番号: 番号にトランクを関連付けることができ、 トランクに関連付けられた番号を確認できます。

このトランクナビゲーションバーでは、すべてのElastic SIP Trunksを閲覧でき、 個々のトランクのクリックにより、その設定を 変更できます。この画面からはトランクの削除も できます。

トランクを作成する

このTrunks(トランク)trunksナビゲーションバーで[Create New Trunk](新しいトランクを作成)をクリックし、 新しいトランクを作成します。この作業は[Getting Started](はじめましょう)getting-startedのセクションからも行えます。

一般な設定

これらの設定はトラフィックの向きに関係なくすべてのトランクの設定に 適用されます。

分かりやすい名前

分かりやすい名前をつけます。

トランクSID

トランクを一意に特定するための識別子です。 トランクを作成すると自動的に作成されます。

通話の録音

このドロップダウンからトランクの通話録音を有効にできます。有効な状態では、 従量課金制モデルとなり、すべての通話(発信、受信とも)が 録音されます。単一チャネルまたはデュアルチャネルの録音オプションを 選べます。トランクのデフォルト設定は「録音しない」です。次の選択ができます。

  • 録音しない: このトランクでは、録音は行われません。
  • 呼出から録音: 呼出音の開始時点から録音を開始します。
  • 応答から録音: 応答した時点から録音を開始します。
  • 呼出からデュアル録音: 呼出音の開始時点から録音を開始し、両トラックを別々に表示します。
  • 応答からデュアル録音: 応答した時点から録音を開始し、両トラックを別々に表示します。

セキュアトランキング

暗号化により通話メディアと関連シグナルの転送中の秘密を守ります。Transport Layer Security(TLS)がSIPシグナルを暗号化し、Secure Real-time Transport Protocol(SRTP)が通話内容とメディアパケットを暗号化します。TLSを有効にしてトラブルシューティングする方法については、こちらの[ブログ記事]で解説しています。

TLSプロトコルは、保護されていないチャネルを介して通信をするクライアントとサーバー間の接続保護を目的としています。RFC 5246、Transport Layer Security(TLS)プロトコル、バージョン1.2により、Transport Layer Security(TLS)プロトコルのバージョン1.2の仕様が規定されています。

TLS仕様:

  • サポートされているTLSバージョン: TLSv1.0TLSv1.1TLSv1.2
  • サポートされている暗号化: ECDHE-ECDSA-AES128-GCM-SHA256ECDHE-RSA-AES128-GCM-SHA256ECDHE-ECDSA-AES128-SHA256ECDHE-RSA-AES128-SHA256ECDHE-ECDSA-AES256-GCM-SHA384ECDHE-RSA-AES256-GCM-SHA384ECDHE-ECDSA-AES256-SHA384ECDHE-RSA-AES256-SHA384AES128-GCM-SHA256AES128-SHA256AES128-SHAAES256-GCM-SHA384AES256-SHA256AES256-SHA

注記: TLSバージョン1.2の使用が強く推奨されます。

SRTPはRTP & RTCPの暗号化のフレームワークです。RFC 4568、SDP(Session Description Protocol: セッション記述プロトコル)、メディアストリーム用のSDES(Security Description: セキュリティ記述)にて、特別に設計されたこのようなプロトコルを定義し、新たに定義されたSDP暗号化属性を使用して暗号化マテリアルをやり取りするようにします。

SRTP仕様:

  • トランキングオリジネーション: 指定される暗号スイートは1つだけです。 AES_CM_128_HMAC_SHA1_80
  • トランキングのターミネーション: サポートされる暗号スイートには、AES_CM_128_HMAC_SHA1_80AES_CM_128_HMAC_SHA1_32が含まれます。優先順位は任意です。
  • オプションのマスターキー識別子(MKI)パラメーターはサポートされていません。

セキュアトランキングが有効であると、暗号化されていない通話は拒否されます。transport=tlsパラメーターを指定し、 オリジネーション設定でTLSの使用を設定してください。いずれかのURIにトランスポートパラメーターが存在し、別のトランスポートが指定されている場合(transport=udpなど)、これは無視され、TLSが使われます。デフォルトでは、TLSにポート5061が使われますが、オリジネーションURIで自由にポートを指定できます。

TwilioのルートCA証明書{#rootCA}のインポート

TLSは、SIPエンドポイント間のSIPシグナリングを暗号化するために使われます。 これを正しく機能させるためには、ネットワークの特定のデバイスがSSL証明書をインポートする必要があります。 Twilioでは、CA(Certificate Authority: 認証局)の証明書を使います。ネットワークで認証を確立するには、以下のルート証明書をコミュニケーションインフラストラクチャに必ず追加しましょう。TwilioのCA証明書をダウンロード

Twilioが、ドメイン(*.pstn.twilio.com)の複数のサブドメインに使用できるワイルドカード証明書を使用している点に注意しましょう。ネットワーク要素でワイルドカード化された証明書をサポートしていない場合は、証明書の検証を無効にしてください。

AsteriskにおけるTLS/SRTPサポート{#asterisk}

Asteriskには既定でchan_sipドライバーが含まれており、Twilio上で正常に動作します。しかし、何らかの理由でPJSIPドライバーをAsterisk上で使用する場合、以下の点にご注意ください:

  • Asterisk 13.8 cert2はPJSIP 2.5がデフォルトであり、TLS/SRTP用途ではTwilio上で動作しません。暗号化なしの通話は動作します。
  • Asterisk 13.8 cert2はまた、最新のPJSIPドライバー(現行で2.5.5)を使用できます。ログ上では下記のメッセージが表示されますが、Twilio上で正常に動作します。

PJSIP 2.5.5下記のエラーが表示されますが、通話は動作します。

Sep 27 13:03:56] ERROR[10886]: pjproject:0 :     tlsc0x7f217c03 RFC 5922 (section 7.2) does not allow TLS wildcard certificates. Advise your SIP provider, please!

以下のURLは、非バンドル版のPJSIPのインストールガイドです。 ドキュメント中の手順では、バージョンを2.5.5に読み替えてください。

Installing PJSIP channel driver

SIP REFERを介した通話転送

通話転送を有効にすると、Twilioは通信インフストラクチャから着信したSIP REFERを使用し、Refer-Toヘッダーのアドレス宛にINVITEメッセージを作成します。詳細については、[こちら](/docs/sip-trunking/call-transfer)をご覧ください。

メディア設定

対称RTP

一般に、IPコミュニケーションインフラストラクチャはSDPの公開IPアドレスを使用する必要があり、このアドレスに対してのみTwilioからメディアが送信されます。しかし、SIP非対応のNATをトラバースする場合、公開IPが分からずプライベートIPアドレスにSDPが含まれるようになると、音声が一方通行になる問題が生じることがあります、Twilioはこの問題を解決するために、着信するRTPメディアストリームを取得し、対称RTPを有効にしてその宛先にRTPを送信します。

対称RTPが有効になると、TwilioはリモートRTPストリームの発信元を検出し、(SDPでネゴシエートされた宛先ではなく)その宛先にRTPの送信を開始します。この設定は、RTP攻撃への脆弱性が増すことに注意してください。

対称RTPを無効にすると、TwilioはSDPでネゴシエートされた宛先にRTPを送信します。安全性が高いことから、こちらの設定の方がお勧めです。

ターミネーション設定

ターミネーションの設定により、使用中のコミュニケーションインフラストラクチャからPSTNに トラフィックを送信できるようになります。ターミネーションのトランクを使うためには、 ターミネーションSIP URIと少なくとも1つの認証スキーム (IPアクセスコントロールリストもしくは認証リスト)の設定が必要です。

![Elastic SIP Trunkingターミネーション](/resources/images/docs/siptrunking-out.png)

ターミネーションURI

このトランクに対するSIPターミネーションURIを一意に認識するために、 SIPドメイン名を設定します。このURIは、コミュニケーションインフラストラクチャからTwilioにSIPトラフィックを 直接渡すために使われます。

  • {example}.pstn.twilio.com

ドメインの可読性を高めるために、ドットでなくダッシュの使用をお勧めします。 しかし、ときには上位レベルドメインのb.pstn.twilio.comではなく、a.b.pstn.twilio.comのようなサブドメインを使用したい場合もあるでしょう。

a.b.pstn.twilio.comのようなサブドメインは下記の要件で作成できます。

  • 上位レベルドメイン(b.pstn.twilio.com)を必ず作成してください。
  • 上位レベルドメイン(b.pstn.twilio.com)は同一または親アカウントで作成してください。

コミュニケーションインフラストラクチャにトランクを設定する(例、IP-PBXまたはSBC){#prepare}

コミュニケーションインフラストラクチャにトランクの設定をし、 {example}.pstn.twilio.comを指定してアウトバウンドトラフィックがTwilioに向かうように指示します。

ローカライズターミネーションURI

使用するコミュニケーションインフラストラクチャのロケーションに最も近い特定の地域エッジロケーションに 手動で接続する場合は、そのコミュニケーションインフラストラクチャが 下記のローカライズターミネーションSIP URIを参照するように 設定します。

  • {example}.pstn.ashburn.twilio.com (North America Virginia)
  • {example}.pstn.umatilla.twilio.com (North America Oregon)
  • {example}.pstn.dublin.twilio.com (Europe Ireland)
  • {example}.pstn.frankfurt.twilio.com (Europe Frankfurt)
  • {example}.pstn.singapore.twilio.com (Asia Pacific Singapore)
  • {example}.pstn.tokyo.twilio.com (Asia Pacific Tokyo)
  • {example}.pstn.sao-paulo.twilio.com (South America São Paulo)
  • {example}.pstn.sydney.twilio.com (Asia Pacific Sydney)

こちらから旧版ローカライズURIリストを参照できます。 {example}.pstn.us1.twilio.com

ターミネーションURIによる冗長性

Twilio Elastic SIP Trunkingは、ターミネーションURIとしてQDN({example}.pstn.twilio.com)を使用ます。通信インフラは、そのターミネーションURIを使用し、SIPトラフィックをTwilioに転送します。前節での説明のとおり、ローカライズターミネーションURIを使用できます。

例えば、{example}.pstn.ashburn.twilio.comです。この特定のFQDNは下記のDNS Aレコード内で解決されます。

タイプ IPアドレス TTL
A 54.172.60.3 10 min
A 54.172.60.0 10 min
A 54.172.60.2 10 min
A 54.172.60.1 10 min

信頼性を考慮してそれぞれのエッジロケーションに3~4のIPアドレスが用意されています([IPアドレス](/docs/api/sip-trunking/getting-started#ip-addresses)参照)。これらのIPアドレスは、Twilioクラウド中のElastic SIP Trunkingサービスの一意の公開エッジをあらわし、複数の可用性ゾーンへの分散により信頼性を高めています。

単一のIPアドレスに固定せず、すべてのIPアドレスを活用し、あるIPが応答しないときにフェイルオーバーを図ることが強く推奨されます。

弊社内で展開し、また同様に弊社と協業するキャリア向けに弊社への接続の際に指示している一般的な戦略は、INVITEに対する応答がない場合は4秒後に次のIPアドレスを呼び出すことです。単一IPの背後にある単一の機器は、いつかは障害が発生するため、それを考慮に入れた上での包括的な解決策を講じ、またこれらの障害に備えるようにしてください。

さらに、Ashburnが完全に停止した場合は、別の[エッジロケーション](/docs/global-infrastructure/edge-locations)へのフェイルオーバーが推奨されます(例、ashburnへ接続する場合にumatillaにフェイルオーバーします)。ただし、信頼性を考慮してエッジロケーションは3~4の異なるIPアドレスを解決する点に注意してください。

認証 {#authentication}

ターミネーショントラフィックのセキュリティ/信頼性を確保するために、認証の詳細を設定します。最低限ACLもしくはクレデンシャル認証の設定をする必要があります。両方を設定した場合、アクセスコントロールリストとクレデンシャルがともに必要となります。

ユーザークレデンシャルの設定を強くお勧めします。IP ACLだけでは、防御できないタイプの攻撃があります。

新しいアクセスコントロールリスト(ACL)を作成するには:

  • [Authentication](認証)セクションから[Create IP Access Control List](IPアクセスコントロールリストを作成)をクリックします。
  • アクセスコントロールリストに対して、何に利用するIPアドレスのリストか分かるように 分かりやすい名前をつけます。例えば「ダラスデータセンターIP」などの名前をつけます。
  • IPアドレスを新しいIPアクセスコントロールリストに加えます (これらは、コミュニケーションインフラストラクチャの境界要素(SBCなど)により、アウトバウンドSIPトラフィック用に使用される IPアドレスです)。 IPには、そのIPが何であるか分かるような名前をつけます。 例えば、「プロダクションSBC」とします。
  • [Create ACL](ACLを作成)をクリックします。

クレデンシャルリストを新しく作成するには:

  • [Authentication](認証)セクションから[Create Credential List](クレデンシャルリストを作成)をクリックします。
  • クレデンシャルリストに認証対象のユーザーを説明する分かりやすい 名前をつけます。例えば「Twilio管理者」とします。
  • ユーザー名を入力します (これらは、コミュニケーションインフラストラクチャの境界要素(SBCなど)により、アウトバウンドSIPトラフィックのダイジェスト認証用に使用される ユーザー名です)。
  • ユーザーに対応するパスワードを入力します。
  • [Create Credentials List](クレデンシャルリストを作成)をクリックします。

ユーザークレデンシャルを使用している場合、SIP INVITEは、適切なユーザークレデンシャルを要求する 407 Proxy Authentication Requiredリクエストにより、認証を試みます。

このステップの終わりに、あなたのトランクはターミネーションコールを コミュニケーションインフラストラクチャからTwilio経由でPSTNへと処理できるようになります。

ターミネーション通話の許可された発信者ID番号

自分のアカウントのTwilio DIDに対応する発信者ID番号、または コンソール上かOutgoing Caller ID APIにより認証された発信者ID番号の、いずれかを指定する必要があります。

発信者ID番号がSIP INVITEのFromフィールドに指定されていなければ、Remote-Party-IDまたはP-Asserted-Identityが使用されます。

試用版アカウントの場合、検証済みの発信者IDの使用に加え、検証済みの番号への発信のみに限定されます。この制約を解除するには、コンソールからアカウントをアップグレードしてください。

最初のターミネーション通話をする

INVITE sip:+15108675309@{example}.pstn.ashburn.twilio.com SIP/2.0

SIPからTwilioに送られる電話番号は、必ず
E.164形式(例、+12128675309)を使用する必要があります。E.164形式を使用しないと、
通話が拒否されてSIP 400 Bad Requestが返されます。

E.164形式の番号には必ず+を含めてください。プラスのプレフィックスが必要です。

オリジネーション設定

オリジネーションの設定を行うことにより、PSTNからコミュニケーションインフラストラクチャに配信される 着信トラフィックの受信が 可能になります。100か国以上で利用可能な電話番号により、 Twilioは真のグローバルSIPトランクを提供します。オリジネーション用の設定をする場合は、 最低1つのTwilio番号をこのトランクに関連づける必要があります。

![Elastic SIP Trunkingオリジネーション](/resources/images/docs/siptrunking-in.png)

このセクションで行われるオリジネーションの設定はトランクに関連付けられたすべての番号に 適用されます。

オリジネーションSIP URI

オリジネーションSIP URIを構成します。 これにより、コミュニケーションインフラストラクチャ(例: IP-PBX、SBC)へのネットワークエレメントエントリポイントを指定します。SIP URIのホスト部分は、 IPアドレスまたは完全修飾ドメイン名(FQDN)のどちらかで指定できます。

  • sip:172.56.42.132
  • sip:mysbc.com

Twilioは、PSTNからの通話先Twilio番号に基づいて SIP URIのユーザー部分を自動的に設定します。例えば、PSTNからトランクに関連付けられた Twilio番号'+14158675309'に受信した通話の場合、 コミュニケーションインフラストラクチャに送信される結果URIは 下記の通りです:

  • sip:+14158675309@172.56.42.132
  • sip:+14158675309@mysbc.com

代わりに、オリジネーションSIP URIに特定のユーザーパート(例 "anniebp") も設定できます。このトランクに結びつけられたすべての番号に 同じURIが使われる点に注意してください。つまり、PSTNからのコールが このトランクに関連づけられているTwilio番号+14158675309で受信される場合、 使用するコミュニケーションインフラストラクチャに向かう結果URIは、 すべての電話番号に対して次のようになります:

  • sip:anniebp@172.56.42.132
  • sip:anniebp@mysbc.com

注記: トランキングのオリジネーション通話においてはダイヤルされたTwilio番号(+14158675309)は常に SIPのDiversionヘッダーで伝達されます。

X-headers

オリジネーションSIP URIにX-接頭辞で始まる任意のSIPヘッダーを付加すると、 これらの送信が可能になります。たとえば、 + sip:+14158675309@mysbc.com?X-myheader=foo を設定すると、X-myheader:fooを全オリジネーション通話に送信できます。

transportパラメーター

デフォルトでは、TwilioはUDPを介してコミュニケーションインフラストラクチャに発信SIPリクエストを送信します。これを、UDPではなくTCPを介して送信するようカスタマイズできます。変更する場合は、オリジネーションSIP URIで次のトランスポートパラメーターを使用してください:

  • sip:anniebp@172.56.42.132;transport=tcp

または、SIPシグナリングにTLSを使うようにカスタマイズできます。TLSを使う場合、デフォルトのポートは5061ですが、別のポートを指定してもかまいません。変更する場合は、オリジネーションSIP URIでトランスポートパラメーターを使い、オプションで別のポート番号を指定します:

  • sip:anniebp@172.56.42.132:5062;transport=tls

注記: Elastic SIP TrunkingのオリジネーションURI構成におけるsips URIスキーマを使用したエンドツーエンド暗号化はTwilioではサポートされません。ただし、sip URIスキーマによるtransport=tlsを使用したポイントツーポイント暗号化はサポートされます。

Elastic SIP TrunkingのオリジネーションURI構成によりsipsスキーマを使用する場合、これらのsip URIは、TLSトランスポートを使用したsip URIと同様に扱われます。Twilioが内部的にURIを調整することで、sipスキーマとアウトバウンドメッセージのtransport=tlsを使用したルーティングを行うことなく、Twilioとカスタマー設備の間でポイントツーポイント暗号化がなされます。

Twilioではsipsスキーマを使用したTwilio SIP構成は避けることが強く推奨されます。これらのURIの処理方法が原因で予期せぬ動作が生じる可能性があるためです。その代わりに、sipスキーマとTLSトランスポートの使用が推奨されます。この方法に、音声アーキテクチャとSuper Networkのセキュリティを組み合わせ、TwilioのSIP接続に効果的に暗号化を追加できます。

edgeパラメーター

Twilioがコミュニケーションインフラストラクチャに向けて発信SIPトラフィックを送信する先となる地域[エッジ](/docs/global-infrastructure/edge-locations)を指定するには、edgeパラメーターをオリジネーションSIP URIに含める必要があります。例えば、edge=dublinパラメーターをオリジネーションSIP URIに含めると、欧州アイルランドのエッジロケーションからSIPトラフィックが送信されます:

  • sip:anniebp@172.56.42.132;edge=dublin

edgeパラメーターを指定しない場合、PSTN通話が着信したエッジロケーションから発信SIPトラフィックが送信されます。

注記: Twilioエッジロケーションの[IPアドレス](/docs/api/sip-trunking/getting-started#ip-addresses)にSIPシグナルとRTPメディアトラフィックを許可する必要があります。

このパラメーターは、旧称をregionといい、現在もサポートされています。旧版のregion識別子のリストはこちらからご確認ください。例: sip:anniebp@172.56.42.132;region=ie1

複数オリジネーションSIP URIの使用

異なる優先順位と重みを使用し、最大10のオリジネーションSIP URIを構成できます。

priorityフィールドにより、SIP URIの使用順番が決まります。Twilioは常に、priorityの値が最も小さいSIP URIを最初に使用します。このSIP URIへのセッションが失敗した場合は、priorityの値がそれと同じまたはそれより大きいSIP URIを代わりに使用します。

1つのサービスに同じpriorityの値を持つ複数のオリジネーションSIP URIが存在する場合、Twilioはweightフィールドを基に、使用するSIP URIを決定します。重み値は、同じ優先度値を持つ他のSIP URIとの関連においてのみ適用されます。

PriorityはURIの重要度をランク付けします。値の範囲は0~65535であり、値が小さいほど重要度は高くなります。複数のURIが同じ優先度を持つ場合は、負荷率を決定にWeightを使用します。値の範囲は1~65535です。値が大きいほど、URIの負荷率が高くなります。

オリジネーションSIP URIは、有効化または無効化できます。オリジネーションSIP URIが有効な場合、ルート選択の対象になります。有効ではない場合、トラフィックをコミュニケーションインフラストラクチャにルーティングする際に使用されません。

次の例では、priorityフィールドとweightフィールドの両方を使用し、負荷分散サービスとフェイルオーバーサービスを組み合わせて提供します。

オリジネーションSIP URI 優先度 重要度
sip:mysbc1.com 10 60
sip:mysbc2.com 10 20
sip:mysbc3.com 10 20
sip:mysbc-backup.com 20 10

最初の3行のSIP URIは、priorityがいずれも10であるため、Twilioはweightフィールドの値を使用して接続するサーバーを決定します。3つ値の合計は100であり、sip:mysbc1.comが60%の確率で使用されます。sip:mysbc2.comsip:mysbc3.comの2つのSIP URIは、それぞれリクエストの20%で使用されます。sip:mysbc1.comが使用不可の場合、残りの2つの機械がそれぞれ50%の確率で選択され、均等に負荷を分担します。

priorityが10の3つのサーバーがすべて使用不可の場合、priorityの値が次に小さいレコード、すなわちsip:mysbc-backup.comが選択されます。 注記: いずれかのSIPステータスコード("2xx"、"400"、"404"、"405"、"410"、"416"、"482"、"484"、"486"、または"6xx")が返された場合、Twilioは次のオリジネーションSIP URIへのフェイルオーバーを行いません。特定のサーバーからSIPレスポンスがないまま4秒が経過すると、Twilioはフェイルオーバーします。

デザスタリカバリURL

災害が発生して通話が上記のオリジネーションSIP URIに配信されない場合に備えて、 Twilioの強力なスクリプト記述ツールTwiMLで構築されたアプリケーションを参照する ディザスタリカバリURLを設定できます。TwiMLの使用により、 PBXの複製機能(例: IVR)など、 ディザスタリカバリ計画で必要とされる通話を管理する アプリケーションを構築できます。

  • http://fallback.mycompany.com/index

TwiMLアプリケーションの構築の詳細については、 TwilioクイックスタートTwiML APIガイドをご覧ください。通話がディザスタリカバリURLにリダイレクトされた場合、 通常のTwilio音声通話料金が適用されることに注意してください。 音声通話料金をご覧ください。

CNAM検索

CNAMは発信者ID名(Caller ID Name)の略称です。CNAMは発信者名を電話番号と併せて表示するために使用され、エンドユーザーが簡単に発信者を特定できるようにします。

CNAM検索を有効にすると、各発信者に対する発信者ID名が「From」と「Contact」、そして(該当する場合は)「P-Asserted-Identity」フィールドを通じてSIP INVITE内に挿入されます。

米国とカナダの番号に対するCNAM検索は、たとえデータが登録されていない場合でも、検索の回数に応じて課金が行われます。現在、(日本国内の番号を含む)国際番号に対する発信者ID名の検索リクエストに対してはnull値が返され、課金は行われません。

Twilioコンソールを使用してこの機能を有効にする:

コンソールでCNAM検索をオンにするには、コンソールにログインして[Elastic SIP Trunking]セクションにアクセスします。

トランクを選択したら、(左側のサブメニューから)“Origination”(オリジネーション)設定にアクセスします。ここでは、CNAM検索をオンにできるスイッチが見つかります。スイッチが「青く」光り、「ENABLED」(オン)と表示されている場合、設定が有効であることが分かります。

  • CNAM検索はトランク単位で必ずオンにしましょう。
  • CNAM検索は米国とカナダの電話番号のみでサポートされます
  • CNAM検索は、成功した検索に対して課金されます(これはCNAMナショナルデータベースで番号に対する名前が利用できない場合も当てはまります)。AT&Tの番号の多くはCNAMナショナルデータベースに公開されていないことが知られています。
  • CNAM検索は通話自体が失敗した場合でも、検索の成功に応じて課金されます

通話リダイレクト

通話リダイレクトによりトランキングのオリジネーション通話をリダイレクトできます。コミュニケーションインフラストラクチャの着信INVITEのリダイレクトは、SIP 302(Moved Temporarily)で応答して行われます。この応答に含まれるコンタクトヘッダーフィールドに宛先の新しいアドレスが示されます。

  • Twilioは1回の通話につき1回のリダイレクトが可能です:
    • リダイレクト先からも別の宛先へのSIP 302応答が返される場合、通話は失敗します。
    • TwilioはSIP 302応答の最初のURIを優先します。最初の1つを除くSIP Contactヘッダーの複数URI、または最初の1つを除く複数のSIP Contactヘッダーは、無視されます。
  • Twilioドメイン(.sip.twilio.comまたは.pstn.twilio.com)宛の通話リダイレクトはサポートされません
  • 通話がSIPエンドポイントに登録済みの場合、リダイレクトは許可されません
  • edgeパラメーターはSIP 302コンタクトURIではサポートされません。リダイレクトされた通話は、発信元と同じ出力エッジロケーションを使用します
  • tnxパラメーターはSIP 302コンタクトURIではサポートされません。リダイレクトされた通話は、発信元と同じ相互接続を使用します
  • オリジナルのINVITEに[セキュアトランキング](#securetrunking)が使用されていた場合、リダイレクト通話もTLS/SRTPを使用します
  • オリジナルのINVITEに[通話録音](#recording)が使用されていた場合、リダイレクト通話も録音されます

番号{#numbers}

このタブでは、次を実行できます:

  • トランクの新しいTwilio番号を購入する
  • このトランクに現在関連付けられているすべてのTwilio番号を閲覧する
  • このトランクに既存のTwilio番号を関連付ける
  • このトランクからTwilio番号の関連付けを解除する

このトランクに現在関連付けられているすべてのTwilio番号を閲覧する

[Numbers](番号)セクションでは、このトランクに現在関連付けられている すべての番号を閲覧できます。これらすべての番号は、同じオリジネーション設定と一般的な設定を共有していることに 注意してください。

特定の番号をクリックすると、その構成を閲覧/変更できます。

トランクの新しいTwilio番号を購入する

PSTNからTwilioトランク経由でコミュニケーションインフラストラクチャに着信する通話を受信するには、 Twilio電話番号が少なくとも1つ 必要です。

トランクに関する設定の変更を確認し、 [Numbers](番号)セクションで[Buy a Number](番号を購入する)を選択してください。

国コードの選択により、あなたの番号で使いたい任意のパターン (例: +14158675309)に一致する空き番号を検索します。

購入したい番号を見つけたら、手順を進めてその番号を購入し、 番号の設定へと進んでください。

番号表示画面にて、その番号の構成を 変更できます。

[Voice](音声)セクションで[SIP Trunking](SIPトランク)ラジオボタンを選択し、 その下のドロップダウンリストでこの番号に関連付ける SIPトランクを選択します。忘れずに、変更した構成を保存してください。

このトランクに既存のTwilio番号を関連付ける

[Numbers](番号)セクションで[Associate a Number with this Trunk](このトランクに番号を関連付ける)を選択すると、 あなたが所有する既存のすべてのTwilio番号のリストが表示されます。このトランクに関連付けたい 番号を1つクリックします。

番号表示画面にて、その番号の構成を 変更できます。[Voice](音声)セクションで[SIP Trunking](SIPトランク)ラジオボタンを選択し、 その下のドロップダウンリストでこの番号に関連付けたい SIPトランクを選択します。忘れずに、変更した構成を保存して ください。

このトランクからTwilio番号の関連付けを解除する

次に示すさまざまな方法により、トランクから番号の関連付けを解除できます。

  • 任意のトランクの[Numbers](番号)セクションで、 ゴミ箱ボタンのクリックにより、表示される番号リストから電話番号の関連付けを直接解除できます。
  • 任意のトランクの「Voice」構成を他のトランクに変更するか、 アプリケーションまたはURLに設定します。
  • その番号に関連付けられているトランクを削除します。

このとき、番号とトランクの関連付けは解除されますが、アカウントから番号がリリースされるわけでは ない点に注意してください。

Twilio電話番号は、毎月請求されます。頻繁に番号を使用している場合 または将来使用するために番号を予約しておきたい場合以外は、 未使用の番号のリリースにより、コストを削減できます。番号をリリースするには、 [Voice and Messaging](音声とメッセージ)セクションの[Numbers](番号)のクリックにより、 そのページから該当する番号をリリースします。

最初のオリジネーション通話を受信する

トランクのTwilio番号(例: +14158675309)をダイヤルして最初のテスト通話を発信し、対応するコミュニケーションインフラストラクチャの内線の呼び出し音が鳴ることを 確認します。

トランクを削除する

次のどちらかの方法にて、トランクを削除できます。

  • [Trunks](トランク)セクションで表示されるトランクリストを使用します。このとき、 このトランクに関連付けられているすべての番号が、自動的にトランクとの関連付けを解除されますが、 リリースされるわけではないことに注意してください。番号をリリースするには、 [Voice and Messaging](音声とメッセージ)セクションの[Numbers](番号)のクリックにより、 そのセクションから該当する番号をリリースします。
  • トランク固有の構成画面には、[Delete this Trunk](このトランクを削除) オプションがあります。

このとき、このトランクにそれまで関連付けられていたすべての番号が、 自動的にトランクとの関連付けを解除されますが、アカウントからリリースされるわけではないことに 注意してください。Twilio電話番号は、毎月請求されます。頻繁に番号を使用している場合 または将来使用するために番号を予約しておきたい場合以外は、 未使用の番号のリリースにより、コストを削減できます。番号をリリースするには、 [Voice and Messaging](音声とメッセージ)セクションの[Numbers](番号)のクリックにより、 そのセクションから希望する番号をリリースします。

お使いのネットワーク

お持ちのSIPインフラストラクチャがTwilioと相互に接続できるように、 お使いのコミュニケーションインフラストラクチャを準備します。

  • 使用しているTwilio Trunk向けのターミネーションURIを設定します。 Twilioプラットフォームの地域エッジロケーションに手動で接続したい場合は、 ローカライズターミネーションURIを使用できます。
  • すべてのTwilioシグナルとメディアのIPアドレス/ポートをファイアウォール上で 許可します。
  • このトランクに登録しないように、インフラストラクチャを構成します。
  • インフラストラクチャが確実にMax-Forwardsの値として最小値20を送信するようにし、 通話が正常に処理されることを保証します。
  • SIPからTwilioに送られる電話番号は、 必ずE.164形式であることを確認します。
  • オプションとしてお客様の通信インフラからSIP OPTIONSメッセージをElastic SIP TrunkへのPingメカニズムとして発行できます(メッセージリクエストを作成済みのターミネーションURI(example.pstn.twilio.com)に送信します); このようにするとTwilioプラットフォームは適切にレスポンスを返します。Pingは、10~15秒につき1 SIP OPTIONS以下を維持し、弊社プラットフォームからリクエストがブロックされないようにしてください。

NAT越しでデプロイする

セッションボーダーコントローラーなしでNAT背後にデプロイしている場合、NAT変換バインディングを常に開放しておくことが重要です。

  • シグナリングにUDPを使用する場合、SIP OPTIONSをTwilioに定期的に送信し、それが200 OKを返すことで達成できます。
  • シグナリングにTCPまたはTLSを使用する場合、SIP OPTIONSをTwilioに、またはCR-LF keep-alives(定期的にダブルCRLFを送信して(「ping」)、TwilioからシングルCRLFの受信(「pong」)を待機)を定期的に送信すると達成できます。後者の場合オーバーヘッドは最小になります。
  • メディアパケットはより頻繁に送信されるため、RTPに関しては通常問題は起こりにくくなります。

IPアドレス

以下に示すすべてのTwilioのIPアドレス範囲とポートについて、ファイアウォール上でSIPシグナルとRTPメディアトラフィックを許可する必要があります。これは、耐障害性を高めるために異なるエッジロケーションに番号を分散させている場合に重要です(例、北米バージニアゲートウェイが停止した場合に北米オレゴンゲートウェイを使用する)。 メディアの発信元がどのエッジロケーションになるかは、edgeパラメーターを使用する場合を除き保証されません。どのPSTN-SIPゲートウェイからどのTwilioのエッジロケーションに通話を配信するかにより異なるためです。

こちらに、Twilio Elastic SIP Trunking IPアドレスを網羅したリストが記載されています。

インフラストラクチャをTwilio Elastic SIP Trunkで設定する際に役立つ情報については、 SIPトランク構成ガイドをご覧ください。

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